インターナショナルヘルスケアクリニック

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2018.8.22

医療搬送のあれこれ その7

医療搬送

先日も、日本人の患者様のサポートをさせて頂きました。この方はお仕事で中国に行かれ、体調がおかしいと病院を受診し、即入院となっております。その時の病名は肺がんでした。3年前に健康診断を受けて以降は、健康診断を受けておらず、そのままお仕事で、色々な国を回っていたそうです。現地病院の検査では、かなり進行していました。入院された病院は、日本の医療事情も良く存じている先生方が多くおり、確定診断・治療開始は日本で行うほうが良いと的確な判断をされ、すぐに帰国を進めており、帰国も最短でスムーズにできました。このケースもそうですが、海外にお仕事に出られる方は、定期的に健康診断を受けて、健康管理をしっかりする事をお勧めします。また最近では、健診での見落としなども取り上げられておりますが、私自身も「病気によっては今の健診内容ではどうだろう?」なんてことも思うような項目もあります(あくまでも個人的な意見です)。 もちろん、健診での検査結果の最終判断は、人間がすることである為、見逃しや擬陽性を100%回避する事は出来ませんし、確率論的な見解がありつつの健診だと思いますが。これについては、今後はAIなどが医療現場に導入されることで、健診精度も上がるかと思います。健診を薦めているのか、ディスっているのか分からないお話し内容でしたが、いずれにしても、海外で仕事をされる方は、自己の健康管理はきっちりされることを強くお勧めします。海外で体調を崩し、医療搬送になると心も体もお財布事情も大変ですので、そうならないようにですね。