今回は千葉県の病院からのご依頼で、カナダへ帰国したいという患者様を飛行機で搬送行いました。
患者様は体調不良の為、日本に緊急着陸し入院された方でした。ご家族が一刻も早い帰国を希望されており、ご依頼を受けてから約4日で出発しなければならない状況の中、準備を進めました。
患者様の搬送には、様々な関係機関の協力が必要となってきます。患者様が安全安楽にご帰国できるよう、病院やご家族、各関係機関と密に連携をとりながら出発に備えます。
今回は酸素管理を必要とするため、医師、看護師が1名ずつ付き添っての搬送となりました。
搬送当日、病院にてご家族と合流、共に民間救急車へ乗り込み空港へ向かいます。
病棟の看護師より最新の体調や最終確認を兼ねた引き継ぎを行います。
搭乗までの間ラウンジにて待機中、患者様とご家族様でゆっくりとした時間を過ごされ、初めの緊張も徐々に取れ、笑顔が見られました。
搭乗後は姿勢を整え、離陸に備えて医療機器の準備、状態観察を行います。飛行中は気圧の変化により酸素飽和度も変動しやすいため、呼吸状態の変化に注意しながら適宜状態観察をします。
長時間のフライトの末、無事にカナダに到着。到着後は空港で現地のアンビュランスがお迎えに来られ、引き継ぎをし搬送終了。
患者様と家族様の安心された表情がとても印象的で心が温かくなりました。
搬送終了後、帰りのフライトまで時間があり市内を散策しました。
街ではマスクをつけている人はなく、ノーマスクで外を歩いたのは新鮮でした!
そして、カナダでハワイアン料理やフィッシュアンドチップスを楽しみ帰国しました!