医療搬送：タイ編　～ＰＡＲＴ 3～

東京もすっかり冷え込んで冬がやってきました。

そんな中、まただいぶ時間がたってしまいましたが、暑い国タイからの医療搬送の最終章を…。

バンコクから6時間以上のフライトでしたが、大きなトラブルなく無事に羽田空港へ到着。

タイ国内での救急車移動も長かったため、患者様の疲労もピークに達してきます。

羽田空港へは朝到着し、そのまま民間救急車へ乗り換えて、転院先病院のある水戸までもう一息です。

いつも空港まで戻ってくると、ある程度の行程を無事に終えた感じがして、ちょっとほっとするのですが、エスコートの医療をもっと安心させてくれるのは、実は民間救急車のスタッフさんだったりします。顔なじみの方が出口のところで、準備万端で待っていて下さるのが見えた時には、ああ無事にここまで患者さんと一緒に帰ってこれたんだなー、病院までもう少し！と実感します。

水戸への道中は、週末の大型台風の影響がまだ残っていましたが、大きくスケジュールが遅れることなく、無事に転院先病院へ到着しました。

病院では、患者様のご家族やご親族を始め、ご友人の方等、多くの方々が患者様を待っておられました。こんな時、その患者様がどんな人生を歩まれてきたのかが垣間見えてきます。

無事再会できた喜びを分かち合っておられる姿を見られる時、エスコートしている私たちも、搬送が無事に終了したことを実感し、努力が報われるのを感じる瞬間です。

転院先の病院へ申し送りを行い、バトンタッチすると搬送は無事終了です。水戸を感じるヒマもなく、そのまま東京にとんぼ返り。

次に帰国を待っておられる患者様のために！毎回強行スケジュールですが、スタッフ一同いつも全力で取り組んでおります！