2017.11.27
認知症リスク検査 ApoE テスト
その他
現在、国内の認知症患者数は厚生労働省の試算で500万人以上いるとされています。また、厚生労働省の予測では2025年には認知症患者数が約700万人を超え65歳以上の5人に1人が罹患すると言われています。
アルツハイマー病は遺伝的要因以外にも加齢や生活習慣も要因とされています。今回紹介するApoEテストはApoE遺伝子を測定してリスクを判定する検査です。ApoE遺伝子はアルツハイマー病と密接なかかわりがある遺伝子とされており、ε(イプシロン)2、ε3、ε4の3つの遺伝子が2つ1組で構成し、合計6組の遺伝子タイプが存在します。計6組の遺伝子の内、ε4遺伝子を持っている方がアルツハイマー病の罹患のリスクが高いと言われています。例えばε2/ε4型とε3/ε4型の組み合わせの場合、罹患のリスクが3.2倍、さらに、ε4/ε4型の組み合わせの場合、罹患のリスクが11.6倍と飛躍的に増加します。
次にApoEテストはどの様に行われるのでしょうか。検査方法は簡単で採血による検査のみで, 検査結果は検査後約2~3週間で分かります。検査を希望される方は、検査を行っているお近くの医療機関へ予約を入れ、遺伝子検査の為、同意書を記入してからテスト(採血)を行います。もし、認知症のリスクが気になられる方やご家族や親族で認知症になられた方がいらして心配な場合、ApoEテストを行ってみてはいかがでしょうか。
NK Medico:http://nk-m.co.jp/antiaging/apoe.html