2017.8.30
院長ご挨拶
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親身に、きめ細やかにサポートしたい
精神科医の父の影響で医師を目指す。兵庫医科大学医学部卒業後、大阪医科大学第一内科にて研修後、同医局循環器グループの研究生として在籍。その後は、一般内科病院勤務や大学病院の総合診療科外来で勤務、精神科病院の総合内科医として内科全般の治療にあたりながら、精神科疾患についても学ぶ。カナダに2年程在住し、帰国後、勤務医をしながら海外の医療搬送に携わり、現在に至る。
海外医療搬送という、海外で病気やケガをされ大変な思いをしている日本人の方の、日本の病院へ転院するお手伝いをさせて頂いていました。その経験から、普段では見えないところの医療の必要性があることを実感しております。これからも、世界中の国々と交流が進んでいくことかと思うと、更に必要性を増していくことと思います。
基本的に、海外で病気やケガをした際は、現地医療機関でほぼ治るまで治療を受ける事が最善です。しかし海外で医療を受けると、日本と大きく異なることもあり、ご本人様やそのご家族様は、その違いに戸惑うことも多いのが実情です。特に海外の医療機関で、入院加療となった場合に、その違いを強く感じます。そのため、日本の病院へ転院し治療を受ける事を希望される方もいる事も事実です。その理由としては、1)医療技術の問題で、十分な治療を受けれない。2)海外では「医療はビジネス」という考えが強いところもあり、医療を受けたがその医療費用が高く、支払いが難しくなる。3)脳梗塞などの疾患により、長期治療が必要な場合や、医療スタッフとのコミュニケーションがうまく取れず、リハビリなどの治療がうまく受ける事が困難である。このようなことから、実際に搬送リスクが高くとも、日本に帰国し治療を受けられる方も増えております。
このように海外で医療を受けることなく、健康を維持することが最も大事かと考えます。海外に渡航する前には、健康診断、歯科検診を行いご自身の健康状態などをよく理解し、渡航場所によっては、ワクチン接種の検討も重要かと思います。ご自身の体のことを十分に理解することが大切になってきます。
海外に仕事や旅行などに渡航される方々が安心できるように、親身に、きめ細やかにサポートしたいと思っております。私を含むスタッフに、どのような事でも気兼ねなくご相談ください。
院長 内科医 鷲尾 美香 日本旅行医学会認定医・産業医・ACLSプロバイダー