International Health Care Clinic

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2023.6.8

おっとり大阪弁看護師②~ベトナムへ医療搬送~

International Medical Transportation

今回は愛媛県の病院からベトナムへ帰国される患者様を、飛行機で搬送しました。

患者様は勤務先で体調不良となり入院された方でした。ご家族様、勤務先の会社様ともに、患者様がスムーズに意思疎通ができる環境の母国で治療を望んでおり、ご希望に添えるよう全力で準備を進めました。

患者様が安全安楽にご帰国できるよう、病院やご家族、各関係機関と密に連携をとりながら出発に備えました。

今回は酸素管理や点滴管理の必要がなく、看護師が1名付き添っての搬送となりました。

搬送前日より愛媛県入りし、病院にて患者様と面会。

病棟看護師より申し送りを受けた後、出発に向けて身の回りの物をまとめて準備をします。

出発直前、病棟看護師より直近のバイタルサインなどを確認し、最終の引き継ぎを行います。

愛媛県から患者様のご帰国させる空港へは直行便がなく、愛媛県から関西国際空港まで片道5時間かけ民間救急車で向かいました!

夜中に出発であり車内は消灯し、安全安楽に努めました。道中揺れがありましたが、ぐっすり入眠されている様子でした。

チェックイン時、ストレッチャーからリクライニングチェアーへ乗り換え、空港で民間救急車の方とはお別れとなり、空港スタッフとともにサポートを行います。

ラウンジにて待機中もスタッフの方が声をかけて手伝って下さりとても助かりました。

搭乗後、姿勢を整え、離陸に備えて医療機器の準備、状態観察を行います。飛行中は酸素飽和度も変動しやすいため、必要に応じて吸引や呼吸状態の変化に注意しながら観察をしました。

4月末地点で、ベトナムの気温は30度以上の予想でした。機内でアイスノンを冷やしてもらい着陸時に備えました。

長時間のフライトの末、無事にベトナムに到着!

到着後は、直接機内から現地救急車へ乗り込みました。

扉が開いた瞬間暑い外気が入り、掛物や準備したアイスノンで患者様の体温調節をしながら状態や書類や荷物などの最終確認を行いました。

現地病院の医師へ引き継ぎをし、搬送終了。

患者様がご家族様とお会いした瞬間、今まで緊張していた表情が和らぎ、その様子を見てとても安心しました。

帰りのフライトまで時間があったので、空港内でベトナムコーヒーやフォーを楽しみ帰国しました!