インターナショナルヘルスケアクリニック

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2018.6.8

ワールドカップを観戦しに行かれる方に対し、麻疹の予防接種が推奨されています。

海外渡航者ワクチン

麻疹は呼吸や咳で感染してしまうウィルス性疾患です。

今年四月に沖縄ではしかの感染が報告されましたが、その後感染が広がり、沖縄県だけでなく他の県でも沖縄での麻疹が関連している感染が報告されました。

日本国外では、ワクチン接種が十分に行われていない為に、ロシアを含むヨーロッパ諸国で感染が拡大しています。

ワールドカップサッカーの開催期間中、ドイツやブラジルなどの麻疹が大流行した地域を含む世界各国の人々がロシアを訪れる為、自身で感染から身を守る事が重要となってきます。その為、渡航前に予防接種の接種履歴の確認や抗体の有無を確認する事が重要となってきます。

WHOの説明によると、鼻水や高熱、目の炎症の他、顔から体全体に広がる発疹が麻疹の症状としてあげられ、重症化した場合盲目や脳炎などの症状が全体の約30%で見られるとの事です。

ワクチンの接種は麻疹の感染予防として効果的で、1回の摂取で93%の効果が、2回目の摂取で97%の効果が得られるとアメリカ疾病予防管理センターが報告しています。

ワールドカップの開催場所などの海外から多くの人達が集まる場所では、感染性疾患の感染が拡大しやすいので、この様な場所に行く予定のある方は、予防接種の接種履歴の確認や抗体検査を行って抗体の有無を確認する事が重要となってきます。

参考記事

CNN news

https://edition.cnn.com/2018/06/06/health/world-cup-measles-vaccination/index.html