インターナショナルヘルスケアクリニック

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2019.4.24

WHOが麻疹に関する統計を発表

海外渡航者ワクチン

世界保健機構(WHO)は、2019年4月15日に麻疹に関する統計を出しております。  麻疹患者の推移は2018年と2019年の1月から3月の同じ時期で比較すると、300%増加しております。そして、更に2年前から患者の数が増加しているようです。

WHOの加盟国である、コンゴ共和国、エチオピア、ジョージアなどの国々では、麻疹の感染により、幼い子供達が亡くなっています。

2017年の統計では、110,000人もの人々が死亡、先進国でも多くの人々が病院に入院、または失明や耳が聞こえなくなるなどの障害を負っています。

麻疹は2回の予防接種によって安全かつ効果的に予防することができます。しかしながら、WHO加盟国内において、初回の麻疹の予防接種の接種率は、95%必要なところ85%に留まっており、また2回目の接種に関しては、接種者率は増加傾向にあるものの、67%のみの接種となっており、その接種率は高くないのが現状です。

麻疹は、最も感染しやすい感染症の1つで、すれ違っただけでも感染するほどです。麻疹に感染すると重症になるケースもあります。感染しやすく重症化することもありますが、ワクチンでその感染を防ぐことが可能な感染症でもあります。

是非、麻疹のワクチン接種歴を今一度確認して頂き、接種の必要性をご検討下さい。

詳細はWHOのホームページをご覧ください。