2019.3.15
“医療搬送”という言葉を聞いて、どの様なイメージをお持ちですか?
医療搬送
急に体調を崩されて、救急車で病院に行くイメージでしょうか。それとも、ドラマコードブルーに出てくる様なヘリコプターで、患者様が運ばれるイメージでしょうか。それとも... 恐らく“医療搬送”という言葉だけではどの様な仕事なのか、想像しがたいのではないでしょうか。
医療搬送の場合、救急車やドクターヘリで対応しなくてはならない、急に病気を発症された方を対象に、病院にお連れする訳ではなく、入院先の病院で必要な治療を行い、ある程度の状態まで回復された方、例えば長距離の移動でも著しい体調の変化がなく対応できる状態の方を、病院から病院にお連れする仕事です。一定の状態を維持できる方でも、長距離の移動になる為、体に負担がかかり、移動中の体調の変化に注意が必要となります。その為、渡航先の病院から受け入れ先の病院まで、ほんの僅かな確率でも、体調の変化が起こりうる可能性のある患者様を、医師と看護師、又は看護師の付き添いで、依頼によって国内の病院と病院を、又ある時は海外から国内、そして国内から海外へ、安全に転院先病院までお連れするのが“医療搬送”というお仕事です。
医療搬送という仕事がどの様なものか、お分かり頂けましたでしょうか。去年、当クリニックが実際に行った日本からオーストラリアまでの医療搬送の件が、現地のテレビ局でニュースとして取り上げられていましたので、是非一度ご覧下さい。当クリニックの院長が、冒頭と後半に出ていますので、そちらにも注目してご覧ください。