2017.11.20
MCI スクリーニング検査
その他
MCIスクリーニング検査はご存知でしょうか。
MCIスクリーニング検査は認知症予防のために行われる検査です。この検査はアルツハイマー病の前段階であるMCIのリスクを測る検査で、認知症の主原因であるアミロイドベータペプチドを排除する機能を持つ3つのタンパク質を調べることによって、MCIのリスクを判定します。
MCIとは、軽度認知障害のことで、健常者と認知症の間の状態の事を指します。軽度認知障害の時点では日常生活に支障がないと言われていますが、このままの状態で過ごされると約5年でその半数以上が認知症に進行すると言われています。一方MCIの段階で適切な予防や治療を行う事によって認知症の発症を防ぐことや遅らせることが可能であると言われています。
検査の方法はいたって簡単で、MCIスクリーニング検査を行っている医療機関を探し、予約した医療機関で採血を行うのみです。よって短時間で検査を行う事が可能です。また、検査結果は検査後約2~3週間で受け取ることが可能です。
次にどの様な方がこの検査の対象となるのでしょうか。
以下の症状が見られたら、MCIスクリーニング検査を受ける事をお勧めします。
1.最近物忘れが増えてきた方
2.肥満や糖尿病など生活習慣病の恐れがある方
3.親や家族の様子が少し変わってきた方
厚生労働省の話によりますと、2025年、65歳の高齢者の内, 認知症の人は約700万人に増加すると予測されています。もし少しでも認知症に関して不安をお持ちでしたら、まずはお近くの医療機関にお問い合わせください。
参考