2018.5.31
約2000人の方がA型肝炎に感染(アメリカ テネシー州)
海外医療情報
テネシー州ナッシュビルの2000人もの方がA型肝炎に感染しています。
5月の上旬にアメリカで流行しているA型肝炎についてブログでお伝えしましたが、5月30日付のCNN NEWSでは、テネシー州のナッシュビルでもA型肝炎の感染が確認されました。
A型肝炎はウィルスによっておこる感染症で肝臓の炎症を引き起こし、汚染した食べ物や水で感染が広がります。A型肝炎の症状として発熱、疲労、吐き気、腹部膨満感、黄疸等の症状が現れ約2か月間続きます。
A型肝炎には特別な治療がない為、予防接種がA型肝炎を予防する為の効果的な手段となっています。しかし、CNNニュースの記事で述べている様に昨年の12月から確認されたA型肝炎の流行がテネシー州で14番目で、多くの感染者が確認されている為、予防接種のワクチンが不足しているのが現状です。
現在もA型肝炎が確認されている州はカリフォルニア州、インディアナ州、ケンタッキー州、ミシガン州、ユタ州、ウエストバージニア州、そして今回のテネシー州です。
アメリカに渡航される予定の方は注意して下さい。
参考記事
CNN NEWS
https://edition.cnn.com/2018/05/30/health/hepatitis-a-outbreak-vaccine-bn/index.html
CDC
https://www.cdc.gov/vaccines/vpd/hepa/hcp/index.html
https://www.cdc.gov/hepatitis/hav/index.htm
Metro Government of Nashville