2018.5.7
ケンタッキーとインディアナの両州でA型肝炎が流行中
海外渡航者ワクチン
アメリカのケンタッキー州とインディアナ両州でA型肝炎が流行しているとCNNニュースが報告しています。
CNNニュースの記事によると、ケンタッキー州の保健局が昨年の8月から現在まで400件のA型肝炎の感染が確認(内69件は2018年に確認)、昨年11月に州全体に注意勧告を行っています。インディアナ州ではA型肝炎による死亡者は出ていないとの事ですが、ケンタッキー州では2018年に3名の死亡者が確認されています。
A型肝炎は感染性の高い疾患で食べ物や飲料水による感染やsexやドラッグの使用で感染します。
吐き気、嘔吐、発熱、疲労、食欲不振、黄疸、皮膚または目の黄変はA型肝炎の一般的な症状で、これらの症状が現れるまでに15~50日かかります。
近年、ミシガン州、ユタ州、コロラド州、カリフォルニア州においてA型肝炎の感染者の増加が見られ、ケンタッキー州のケースはカリフォルニア州とユタ州のケースに関連しています。一方、インディアナ州のケースは2つのタイプのA型肝炎が見つかっており、そのうちの一つはアリゾナ州、ケンタッキー州、カリフォルニア州、ミシガン州。ユタ州で発生しているA型肝炎のタイプと合致しているとの事です。
現時点ではインディアナ州で発生しているA型肝炎の感染者はホームレスかドラッグ使用者ですが、引き続き食事や飲料水に注意が必要です。
参考記事
CNN NEWS
https://edition.cnn.com/2018/05/01/health/hepatitis-a-kentucky-indiana-bn/index.html