2017.12.11
バングラデシュにおけるジフテリア感染
その他
バングラデシュでジフテリアが急速に蔓延しています。ジフテリアが蔓延している地域はコックスバザールという地域で、現在ミャンマーでの武力衝突から逃れているロヒンギャ難民が避難している仮設キャンプがある地域です。
ジフテリアが蔓延している原因として、ロヒンギャ難民の予防接種率が低いため感染症に対して脆弱であることがあげられています。その結果ジフテリアだけでなく、コレラ、麻疹、風疹などが拡大する可能性が現在も高い状況にあります。また、11月にはイエメンでも予防接種が十分でなかったため、ジフテリアの感染が拡大したケースが起こっています。
このケースのように、感染症の拡大原因が予防接種を行っていない事によって起きてしまう事があります。海外に行かれる場合、すべての方が予防接種を行っているとは限らないので、渡航する前に、現地の情報の収集と予防接種を行っていきましょう。
参考文献
CNN
http://edition.cnn.com/2017/11/25/health/yemen-aid/index.html
バングラデシュデジタルニュース
http://bddnews.com/post/20171130_18043/
WHO
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2017/medicines-diphtheria-yemen/en/
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2017/diphtheria-spreading-bangladesh/en/
国境なき医師団
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