2019.3.18
予防接種を行っていれば。。。。。。
海外医療情報
アメリカオレゴン州在住の男の子が、破傷風の予防接種を行っていなかったため、47日間集中治療室で治療を行い、その結果$800,000の治療費を支払う事になったそうです。TIME紙からの記事です。
アメリカでは破傷風の予防接種を行っている為、破傷風が重症化するケースは稀ですが、今回の男の子の様な重症化するケースはオレゴン州では30年ぶりだそうです。今回治療に携わったオレゴン ヘルス アンドサイエンス大学のカール エリクソン医師は “予防接種の効果で多くの人々はワクチンで予防できる病気が重症化する事はありません。しかし、今回のケースから破傷風はひどい病気で、ワクチンを接種しなかったことで致命的な影響を受ける事を改めて思い知らされました。”と話しています。
該当の男の子はワクチンを受けておらず、2017年にケガをしたおでこから感染、ケガをして1週間後に開口障害や筋痙攣などの破傷風の症状が現れ、その後呼吸が困難になってきたため、両親が連絡した後、病院に運ばれ、破傷風と診断されたそうです。
男の子は病院に入院後、状態が悪くなったため、集中治療室で47日間治療を行い、内44日間は呼吸器を使用したそうです。
アメリカ疾患予防センターは今回の男の子のケースや現在流行している麻疹のケースをふまえ、予防接種を接種しないことの危険性を訴えています。
参考文献
TIME
http://time.com/5548001/tetanus-case-study/