2019.1.14
タイの病院:サミティヴェート病院 その2
海外医療情報
今回のブログでは、実際に訪問してみてサミティヴェート病院スクムビットがどの様な場所なのか述べてみたいと思います。
病院の入口のそばには、常に数名のコンシェルジュの様な方が配置されており、来院者の対応を行っております。私は訪問当日に、嫌らしいことに、わざと日本語で質問したのですが、対応された方は丁寧に日本人相談窓口を案内して下さいました。その他の同様のスタッフの対応を遠くから見ていたのですが、対応されていた患者様の表情からは全く不満な様子は見受けられませんでした。
次に病院のシステムに関してですが、サミティヴェート病院スクムビットにはタイに滞在している日本人の方が安心して受診できるように、日本の方向けの専門部署があり、来院される日本の方の対応は日本人相談窓口で行っています。健康診断に関しても、日本の方専用の窓口があり、2名の日本語が話せる医師と日本語が出来るスタッフが対応して下さるので、安心して受診できる体制が整っています。
サミティヴェート病院スクムビット訪問時に特に際立って目立っていたのが、お子様連れの日本の方々でした。病院の2階に小児科のスペースが十分に確保されており、待合室(待合広場?)には、受診に来た子供たちが遊べるよう広いスペースが確保されており、また診察室の配置は、感染症の対策の為に扇状になっており、動線を分ける工夫がされていました。
最後にサミティヴェート病院スクムビット病院は現在も日本人の方が安心して受診できる様努力をされており、タイ医療評価機構の認定とアメリカの認定機関JCIの認定だけではなく、日本の医療機能評価である日本医療機能評価の実施証明取得を行ったほか、2014年7月に神戸市の佐野病院との消化器内視鏡の手技交流に関する提携や2016年2月に高槻市・高槻病院と小児科・新生児科の医療者交流に関する提携も行っています。さらに、現在2019年4月に完成予定の新しい病棟に日本人の方専門のフロアが設けられるという話でしたので、ますます日本の方には受診しやすい病院となっていくのではないでしょうか。