2024.12.5
カレーライス嫌いの旅行好き看護師*LA国際医療搬送*
医療搬送
みなさんこんにちは!今回は8月に行ったアメリカ、ロサンゼルスへの国際医療搬送について振り返りたいと思います。
当院への国際医療搬送の相談方法は病院やご家族、勤務先や保険会社を通してなど様々で、相談が重なることもあれば、全く連絡が来ないような時期もあります。普段はクリニックで勤務しているスタッフが搬送に行くため、もちろん時間に余裕のある案件もありますが、バタバタと準備をしてあっという間に当日ということの方が多いです。海外の病院とのやり取りはメールが多いですが、どうしても時差の壁は超えられないため、ちょっとしたことでも確認に時間を要してしまうことがあるというのが難しいところです。
今回の案件は病院の医療連携室を通して相談をいただいたケースでした。日本への旅行中に発症した方の帰国案件だったのですが、この仕事に関わっていると、旅行中でも何があるか分からないなということを改めて実感します。
搬送中大きなトラブルはなかったのですが、印象的だった出来事をふたつ。
ひとつは座席について。今回はビジネスクラスの利用だったのですが、直前の予約のため座席指定が難しく、患者+看護師は横並びでしたが、医師の席は少し離れていました。しかし、離陸前に様子に気づいたお近くの乗客の方が声をかけてくださり、席を交換していただくことができました。商用機を利用した搬送の場合は、このような周りの乗客の方々のちょっとした気遣いにとても救われます。
そしてふたつめは、到着後の引き継ぎについて。患者様の状態や機体の種類、空港によってもやり方は様々なのですが、今回は現地の救急隊員がストレッチャーで迎えに来る予定でした。。。が、やはりストレッチャーは機体に入らないため、座席から出口まで人力。体格の大きなアメリカ人6人ほどで患者様を運んでいました。便利な道具がたくさんある世の中ですが、最後はやはり人力なのだなと。
無事に到着すると同行されていたご家族の表情も穏やかに。今後も治療は続いていくのですが、ひとまず安心された様子でした。このほっとした表情を見ると、私たちも無事に搬送できて良かったと実感します。
そして搬送後は深夜の帰国便まで半日ですが時間があったので、医師とともにまずは食事へ。しかしダウンタウンまで行くほどの余裕はなく、カラっとした天気でしたが日差しが強く、私は空腹と眠気が限界だったので、遠くまで行く元気もなく、近場のメキシカンでチキンにありつきました。美味しかったですが、店内は80年代?と思うような昔の曲が流れ、映画に出てきそうなローカル感の強い場所でした。その後はローカルスーパーまで散策へ。アメリカと言えばこれ!というお土産もあまり見当たらず難しいですが、お菓子などを調達して帰ってきました。
せっかくLAまで行ったのに大谷さん(メジャーリーグ)を感じることもできなかったので、次はプライベートでLAダウンタウンを満喫したいです。
クリニックには最近体調を崩して来院される外国人観光客の方が増えています。
日々寒暖差が激しく体調を崩しやすい時期になってきたので、みなさんもお気をつけください!!