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国際医療搬送のあれこれ その3

今回、ゴールデンウイーク中、しかもお天気も良い感じで、少しウキウキした気分ですので、医療搬送と外れたお話を一つ。

私どもが海外へ医療搬送に行く際、かなりハードなスケジュールで行く事が多いのが現状です。友人達に「仕事だけど、フリーで海外に行けるなんて良いね」なんてお言葉を頂戴することもありますが、「いやいやそんな悠長なものでは、ちゃうねん」と心の中で思いつつ、ニコニコと笑顔で「そうやねん」と返しています。

このお仕事は、確かにイメージは、「少しセレブな感じで、ゆったりと海外でお仕事」ってとられてしまう事もありますが、なかなかハードな日程で動くことが多い。例えば、夜中日本発の飛行機で10時間程のフライトの後、その国の朝に到着。そのまま現地の病院に行き、患者様とそのご家族の方とお会いし、現地ドクターやナースとカンファレンスと最終調整・打ち合わせを行います。そして、翌日の早朝に出発、という事は、病院を夜中に出発し、空港に向かいます。そして、日本へ。そう、滞在時間は数時間程です。往復のフライト時間の方が滞在時間より長いのです。こんな感じでスケジュールが進んでいく為、「今、私がいる国は何処の国やねん??」なんて思う事もあります(冗談ですが笑)。また、海外に日本人の患者様を迎えに行く場合ですと、現地に向かうフライトでは、事前の現地医療機関との情報が確かなのか?患者様の状態は急変していないだろうか?などなど、頭の中をグルグルと掻き回しながら、アドレナリンがどんどん放出、緊張し、現地の病院で患者様とお会いし現地医療者とお話しして、アドレナリンの放出は一時的に緩やかになる感じです。そして、いざ、患者様と一緒に帰るときは、こんどは最高値でアドレナリンの放出が始まり、日本の病院に到着し、やっと安堵感を得て終了となります。

こんな緊張の数日を過ごす中で、唯一の一時を得るのが食事の時間です。各国の現地の食事を味わう事が、小さな楽しみになっています。食事も、旅行ではないので、体調を万全にするために、屋台などで食べることは難しいですが、この仕事の楽しみの一つでもあります。

現地食事については、またいつかお話ししたいと思います。今回は、エスコートをする医療者はどんな感じで、医療搬送をしているか、おおざっぱではありますが、ご理解いただければと思います。

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